【SAP FI】 Report Painter(レポートペインタ)の移送【GR37、GR38】

はじめに

SAPの移行作業にあたりレポートペインタの移送作業をしたため、備忘録的に移送手順を残します。

用語の意味

レポートペインタ(Report Painter)とは、財務諸表や管理会計レポート等のレポートを作成する機能です。ユーザの要望に応じて自在なレイアウトのレポートを作成できるものです。

使用するトランザクションコード

  • GR37(レポートペインタの出力)
  • GR38(レポートペインタの入力)

手順

作業は、移行元の環境からレポートペインタをファイル出力し、そのファイルを移行先の環境へ入力することです。

①移行元からレポートペインタを出力する。

トランザクションコード:GR37 で移行元環境からレポートを出力することができます。

・Library(ライブラリ)

ライブラリは、レポートを割り当てる箱的なものです。レポートの1つ上のレベルの情報です。
なのでここでは、出力したレポートの箱となるライブラリを選択する必要があります。

・Report(レポート)

出力したレポートペインタそのものです。出力対象のレポートを選択してください。

・With Dependent Objects(依存オブジェクト)

ONにすることで、必要な対象の他に、全依存オブジェクトを出力することができます。

(例:レポートグループの全レポート、レポートに含まれる全セット) 

・Export To Presentation Server(プレゼンテーションサーバーExport)

ONにすることで、Export File(エクスポートファイル)でプレゼンテーションサーバー(PC)へ出力することができます。

・Export File(エクスポートファイル)

出力するファイル名を指定します。

②移行先へレポートペインタを入力する。

①で移行元から出力したレポートペインタを、移行先へ入力します。

・Import Frm Presentation Server(プレゼンテーションサーバーImport)

ONにすることで、PCから入力することができます。

手順では、PCにレポートペインタファイルを出力しているので、ONにしてください。

・Export File(エクスポートファイル)

①で出力したファイルを選択してください。

以上。

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