【SAP FI】取引銀行を設定するために必要な情報【コンサル試験対策】

はじめに

SAP S/4 HANAのFIモジュールにおける取引銀行を設定するために必要な情報について、備忘録的に記します。

SAP認定コンサルタント資格を取得する上で役立つ知識ですの是非ご参考ください。

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Q&A

質問:

取引銀行を設定するために必要な情報はなんでしょうか?

回答:

会社コードレベルに以下の情報を登録する必要があります。

・取引銀行コード

・銀行マスタ

 ー銀行国コード
 ー銀行コード

・取引銀行口座

 ー口座番号
 ー通貨
 ーG/L勘定コード

解説

取引銀行とは

クライアントレベルに登録される銀行マスタから、会社で使用する銀行のことを取引銀行と言います。

取引銀行は会社コードレベルで登録されます。

取引銀行口座とは

取引銀行で使用する口座情報のマスタになります。

取引銀行の下位レベルの情報になります。

詳しくはテーブル相関図で説明します。

テーブル相関図

銀行マスタ(BNKA):

クライアントレベルに登録される銀行情報になります。

以下の銀行国コードと銀行コードで一意に識別されます。このテーブルは以下の他に銀行名や住所などの基本情報が登録されます。

銀行国コード(BANKS)銀行コード(BANKL)
JP0001111

取引銀行(T012):

銀行マスタから会社で使用する取引銀行をこのテーブルでは設定されます。

会社コード(BUKRS)取引銀行(HBKID)銀行国コード(BANKS)銀行コード(BANKL)
A0011000JJP0001111

取引銀行口座(T012K):

会社コードと取引銀行と口座IDで一意に識別します。このテーブルで口座番号やG/L勘定コードが登録されます。

会社コード(BUKRS)取引銀行(HBKID)口座ID(HKTDI)口座番号(BANKN)通貨コード(WAERS)G/L勘定(HKONT)
A0011000J011234567JPY1234567890

まとめ

取引銀行を使用するには、会社コードレベル以下の情報を登録する必要があります。

・取引銀行コード

・銀行マスタ

 ー銀行国コード
 ー銀行コード

・取引銀行口座

 ー口座番号
 ー通貨
 ーG/L勘定コード

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