【SAP FI】グループ会社間で連結財務諸表を発行するための勘定コード表の設定【グループ勘定コード表】【コンサル試験対策】

はじめに

SAP S/4HANAのFIモジュールにおけるグループ勘定コード表について、備忘録的に記します。

SAP認定コンサルタント資格を取得する上で役立つ知識ですの是非ご参考ください。

その他のSAP S/4HANA FI認定試験の役立つ記事は以下にまとめておりますので、ご活用ください!

Q&A

質問:

グループ会社間で連結財務諸表を発行するために勘定コード表の設定を行いたいです。

ただし、連結する会社コードはそれぞれ異なる勘定コード表を使用しています。

解答:

グループ勘定コード表を用意し、各勘定コード表の勘定コード表レベルにグループ勘定コード表を設定します。

解説

グループ勘定コード表とは?

グループ企業の場合、グループ内全ての会社を含む連結財務諸表を発行する必要があります。

しかしグループ内の各会社は同じ勘定コード表を使用しているとは限らず、本体異なる勘定コード表を使用している会社間の連結財務諸表を発行することはできません。

しかし、それを可能にするのがグループ勘定コード表です。

これにより、例えば海外の子会社ある場合も、グループ企業コード表を使用することで、国内海外問わず連結財務諸表を発行できます。

注意:グループ勘定コード表で各会社コードの勘定コード表をグループ化しても、会社コードごとに使用している勘定コード表は異なっていることは変わらないため、会社間の原価計算などの管理会計を実行することはできません。

勘定コード表レベルでの設定

グループ勘定コード表は勘定コード表レベルで設定されます。

そのため、例えばグループ勘定コード表:YCOAと勘定コード表:CAUSがあるとしたとき、テーブル:SKA1には以下のようにデータが格納されます。

・SKA1(G/L勘定マスタ)

勘定コード表(KTOPL)グループ勘定コード表(BILKT)
CAUSYCOA

まとめ

Q:グループ会社間で連結財務諸表を発行するために勘定コード表の設定を行いたとき、どのようなカスタマイズが必要ですか?

A:グループ勘定コード表を用意し、各勘定コード表の勘定コード表レベルにグループ勘定コード表を設定します。

その他のSAP FI認定試験対策記事

その他のSAP S/4HANA FI認定試験の役立つ記事は以下にまとめておりますので、ご活用ください!

Follow me!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です