【SAP FI】年度末・決算処理によって残高が0になるG/L勘定とは【コンサル試験対策】

はじめに

SAP S/4HANAのFIモジュールにおけるG/L勘定である貸借対照表勘定(B/S科目)・損益計算書勘定(P/L科目)について、備忘録的に記します。

SAP認定コンサルタント資格を取得する上で役立つ知識ですの是非ご参考ください。

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Q&A

質問

年度末・決算処理によって残高が繰り越されず、翌年の残高が0になるG/L勘定は何でしょうか?

回答

残高が0になるのは損益計算書勘定(P/L科目)です。

解説

損益計算書勘定(P/L科目)の年度末までの残高はどこにいくのか?

損益計算書勘定(P/L科目)の残高は、年度末・決算処理で、未処分利益勘定という勘定科目に繰り越されるため、損益計算書勘定(P/L科目)には残高が残りません。

例えば、損益計算書勘定(P/L科目):000002に残高10000円あったとき、年度末・決算処理を行うと、

損益計算書勘定(P/L科目):000002は0円、未処分利益勘定科目:330000は10000円という形に繰り越されます。

未処分利益勘定とは?

年度末において、処分が決定していない(用途が決定していない)利益額のことです。

未処分利益勘定は、株主総会の決議を経て、配当金や役員賞与に充てられます。

貸借対照表勘定(B/S科目)は?

貸借対象表勘定(B/S科目)は年度末・決算処理を行なっても別勘定に繰り越されることなく、貸借対照表勘定(B/S科目)に繰り越されます。

例えば、貸借対照表(B/S科目):000001に残高10000円あったとき、

年度末・決算処理を行うと、

貸借対照表(B/S科目):000001に10000円が残高を繰り越されます。

まとめ

Q:年度末・決算処理によって残高が繰り越されず、翌年の残高が0になるG/L勘定は何でしょうか?

A:損益計算書勘定(P/L科目)です。未処分利益勘定科目に残高が繰り越されるため、損益計算書勘定(P/L科目)は残高が0になります

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