【SAPで1から会社設立】1-1.会社コード

会社コードとは?

会社コードとは、

法的に財務諸表作成の義務がある法人単位の組織コードです。

具体的には、株式会社〇〇や合同会社〇〇といった一般的に「会社」と呼ばれる単位です。
SAP(とくにFI)では、この会社コード単位に従って財務諸表を作成することが目的なので、会社コードは一番基本的な組織コードになります。

SAPには会社コード以外にも様々な組織コードを使用します。
他の組織コードについては次の記事で紹介しているので、併せてご確認ください。

【SAP】FIの代表的な組織ユニット構成について解説

トランザクションコード・関連するテーブル

・トランザクションコード:

OX02:会社コード設定
EC01:会社コードのコピー/削除/チェック

・テーブル:

T001:会社コード

会社コードの登録方法

このブログでは基礎的なカスタマイズを解説していくため、新規で会社コードを作成します。

(実際の業務では、カスタマイズする工数を少しでも削減するために、別の会社コードをコピーして作成することが多いです。)

①会社コードを新規エントリし情報を入力する。

トランザクションコード:OX02の画面を表示し、新規エントリをクリック。

すると以下のような画面になります。

会社コードは4桁の英数字で作成します。今回は学習用で作成するので会社コードを9999として、会社名はTEST COMPANYとしています。

日本企業を想定して会社コードを作成するので、追加コードは国:JA、通貨:JPY、言語:JAとします。

③アドレス入力する。

「アドレス」アイコンをクリックし、アドレス情報を入力します。

いろいろ項目がありますが、業務的に必要なのは地名くらいです。

今回は学習用で作成するので、必須入力:国にJPと入力します。

④保存ボタンをクリックする。

保存ボタンをクリックすることで、SAPに会社コードが登録されます。

まとめ

会社コードとは、財務諸表を作成する法人単位の組織コードで、SAPにおいて一番基本的な組織コードです。

作成した会社コードは次の章からさまざまなカスタマイズで登場し、この会社コードに紐づけて登録していきます。なので会社コードは、「SAPの基本の軸となるコードなんだな〜」と認識してもらえればこの章はOKです。

次回:【SAPで1から会社設立】1-2.会計年度バリアント

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