【SAP FI】G/L勘定科目とは?勘定コード表レベルと会社コードレベルについて【コンサル試験対策】

はじめに

SAP S/4HANAのFIモジュールにおけるG/L勘定科目について、備忘録的に記します。

SAP認定コンサルタント資格を取得する上で役立つ知識ですの是非ご参考ください。

その他のSAP S/4HANA FI認定試験の役立つ記事は以下にまとめておりますので、ご活用ください!

Q&A

質問:

G/L勘定科目とはなんですか?

回答:

G/L勘定科目とは、G/L=総勘定元帳なので総勘定元帳に使用される勘定科目です。

解説

G/L勘定コードの構成はどうなっているか

G/L勘定コードの構成は以下の2つのレイヤーになっています。

  • 勘定コード表レベル
  • 会社コードレベル

上記2つについてそれぞれ解説します。

勘定コード表レベル

勘定コード表レベルは、全会社共通の設定項目です。勘定に関する基本的な情報が記載されるレベルです。

具体的には以下の基本情報が記載されます。

  • 勘定コード
  • 勘定名
  • 管理項目
  • 連結項目

会社コードレベル

会社コード表レベルは、会社単位で設定する項目です。勘定コード表レベルで設定した勘定コードをある会社が使用するにあたり、その会社固有の設定をすることができます。

具体的には以下の会社固有の情報が記載されます。

  • 通貨
  • 税カテゴリ
  • 統制勘定
  • 項目ステータスグループ

一点注意として、会社コードレベルを設定するには、まず勘定コード表レベルが登録されている必要があります。

イメージとしては、

勘定コード表レベルという箱の中にある勘定コードを取り出して、その勘定コードに対して会社コードレベルの項目を設定するということになります。

2つのレベルをテーブル相関図で表すと

勘定コード表レベルと会社コードレベルのテーブルの相関は以下のようになります。

SKA1(G/L勘定マスタ)ーSKB1(G/L勘定コードマスタ(会社コード))

SKA1に勘定コード表レベルの情報が登録され、SKA1に登録されている勘定コードに対しSKB1で会社コードレベルの情報を登録しています。

例: 勘定コード表に登録されているG/L勘定コード:000002を、会社コード:A0001で会社コードレベルで項目を設定する場合。


SKA1(G/L勘定マスタ):

勘定コード表G/L勘定コード
YYYY000001
YYYY000002


SKB1(勘定コードマスタ(会社コード)):

会社コードG/L勘定コード統制勘定税カテゴリ
A001000002D00001JPY

これにより、G/L勘定コード:000002に対し、会社コードレベルで統制勘定:D00001と税カテゴリ:JPYが設定できている状態です。

まとめ

Q:G/L勘定科目とはなんですか?またG/L性勘定はどのような構成で設定するのでしょうか?

A:G/L勘定科目は総勘定元帳に使用される勘定科目です。全ての会社共通項目を勘定コード表レベルで、各会社単位の情報を設定する会社コードレベル、の構成になっています。

その他のSAP FI認定試験対策記事

その他のSAP S/4HANA FI認定試験の役立つ記事は以下にまとめておりますので、ご活用ください!

Follow me!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です