はじめに
SAP S/4HANAのFIモジュールにおける国勘定コード表、代替勘定について、備忘録的に記します。
SAP認定コンサルタント資格を取得する上で役立つ知識ですの是非ご参考ください。
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Q&A
質問:
海外の会社を含むグループ会社間で連結財務諸表を発行するために勘定コード表の設定を行いたいです。
ただし、連結する会社コードはそれぞれ異なる勘定コード表を使用しています。
解答:
国勘定コード表を用意し、各勘定コード表の会社コードレベルの代替勘定項目に国勘定コード表を設定します。
解説
国勘定コード表とは?
グループ企業の場合、グループ内の国内海外含め全ての会社を含む連結財務諸表を発行する必要があります。
しかしグループ内の会社は同じ勘定コード表を使用しているとは限らず、本体異なる勘定コード表を使用している会社間の連結財務諸表を発行することはできません。
しかし、それを可能にするのが国勘定コード表です。
(同じような設定でグループ勘定コード表がありますが、国勘定コードはグループ勘定コード表を用意せず使用することができるメリットがあります。)
これにより、例えば海外の子会社ある場合も、グループ企業コード表を使用することで、国内海外問わず連結財務諸表を発行できます。
会社コードレベルでの設定
国勘定コード表は会社コードレベルで設定されます。
そのため、例えば国勘定コード表:CANAと会社コード:A001があるとしたとき、テーブル:SKB1には以下のようにデータが格納されます。
・SKB1(勘定コードマスタ(会社コード)):
会社コード(BUKRS) | 代替勘定(ALTKT) |
A001 | CANA |
国勘定コードは代替勘定という項目に格納されます。
まとめ
Q:海外の会社を含むグループ会社間で連結財務諸表を発行するために勘定コード表の設定を行いたとき、どのようなカスタマイズが必要ですか?
A:国勘定コード表を用意し、各勘定コード表の会社コード表レベルの代替勘定に国 勘定コード表を設定します。
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